消えた山 2016 1 11

 まず、以下の図を見てください。
この図は、2004年当時、新聞に掲載された人口動態(出生数)の図です。
 この図から気になることは、
出生数が減っているのは仕方ありませんが、
理屈の上では、第3次ベビーブームの「山」ができるはずです。
 第1次ベビーブーム、第2次ベビーブームと、
徐々に「山」が低くなっていますが、
理屈の上では、やはり第3次ベビーブームの「山」ができるはずです。
 こうした「山」ができないのは、
第2次ベビーブームの世代(1971年〜1974年生まれ)が、
結婚していないことを意味します。
 日本の大きな問題は、よく「少子化」だと言われますが、
本当の問題は、「結婚していないこと」、つまり「未婚」です。
 私は、10年以上前に、
「結婚アドバイザー」や「結婚相談員」を作るべきだと書きました。
 結婚というものは、あと一歩まで行っても、
残り一歩がなかなか進まないものです。
そういうわけで、残り一歩を後押しする人が必要です。
 今からでも遅くはありません。
企業内部にも「結婚アドバイザー」や「結婚相談員」を作るべきです。
政府としても、税制上の優遇措置を考えるべきです。

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